Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
「そのドレスは!?」


「叔母様の選んだドレスは紗月の身体にはサイズが大きかったようで、急遽、俺が持って来たドレスを着せました」


怜は悔しがる会長をドヤ顔で見つめる。


勝ち誇った怜の表情は傲慢で冷徹だ。


「怜…」


「俺達は招待客の皆々様方に挨拶致しますので、まずはパーティの主催者である叔母様に開始の挨拶をお願いしたい」



「そんなコトは言われなくても、判っております!」



怜は会長に対して、どうしてこれほどまでに完膚なきまでに叩くのか疑問が残る。



パーティはビュッフェスタイルで、怜に教えて貰ったテーブルマナーは役に立たなかった。








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