Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
「お招き、ありがとうございます…神楽坂社長」


「怜でいいよ。佑介、この間はありがとうな…」


「白いエンパイアドレスとは…ベールを付ければ、花嫁のようだな。紗月さん」


「それを狙って、ワザと白いドレスにした・・・」


「佑介、水貰って来たわ」



真紅のドレス姿の美人女性が水の入ったグラスを持って来た。



「彼女は佑介の妻・円さんだ。俺達は同じ同級生だ」


「そうなんですか…」


「こんな若いお嫁さんを貰うなんて…怜もやるわね」


「俺ももっと若い嫁が欲しかった…」


「私だって…お互い様よ」

< 158 / 355 >

この作品をシェア

pagetop