Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
地下駐車場に車を停めて、直通のエレベーターで最上階の社長室に。



「紗月様は無防備な女性ですね…」



「眠りこけてしまったコトを責めているなら、謝ります」



「紗月様は気づいていないと思いますが、貴方は知らずの知らずのうちに男性を虜にする天性の魅力を持っていますよ」


「瀬川…さん?」



「貴方は仕事だと割り切って、『フェイク』で仕事をしていましたが…相手が貴方に本気になって…危ない目に遭ったコトあるでしょ?」




「えっ?あ…」


瀬川さんの言葉は当たっていた。私のせいで、相手が本気になった?危ない目に遭ったのは全て自業自得?


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