吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
その時、立花さんが何かを言ったような気がして顔を少しだけ上げてみる
先程まで抵抗していたのに今はぴたりと動きを止めていて、まるで死人のようにも見えてしまった。
「嘘...でしょ?まさか......っ!」
最悪の事態が頭をよぎり僕は闇の手を緩めようとしたが、何故か力は弱まらなくて...むしろ強まる一方。
「どうして…離さないんだよっ!」
僕の意志とは反して、闇魔法が勝手に暴走してしまっていた
暴走状態になった闇魔法は僕では止めることが出来ない。そう考えてる間にも闇の手はぎりぎりと握る力を強めていく
「やめろ...っ!これ以上握る力を強めたら立花さんが......!!」
必死に叫ぶけどこの声は届かない。
だってそうだろう?空っぽですかすかな僕の声なんて誰も聞いてくれはしない。