吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜


ジャリッ-っと鎖特有の音と共に一気に距離を詰められ、今度は黒龍を向けるので精一杯だった。



暴走状態なのにも関わらず主がピンチになった時だけ力を貸す...ほんと厄介過ぎる闇魔法で困るよ。



立花さんが速すぎて目で追うのがやっと...力も先程とは比べ物にならないほど強力なものとなっている。



今は黒龍で剣を押さえつけてる状態で、鎖が前に来たと思えば黒龍が鎖に触れた途端、跡形もなく消え去ってしまうではないか。



目の前で信じられない光景を2度も見ることになるだなんて...今一度立花さんと距離をとる。



今度は距離をつめられる前に思いつく限りの闇魔法を発動させる...も、軽い身のこなしで全て鎖によって打ち消されてしまう。



たった2本の鎖に、だ。
闇魔法を打ち消すことが出来るのは光魔法のみ、という概念を通り越している。



あの鎖と立花さんの身体能力が組み合わさることによって、為す術もないといったところ。




全てにおいてイレギュラーすぎる。
有無を言わせない圧倒的な力で押される感覚は初めてで、どう行動すべきなのか分からなくなっていた。


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