確信犯
スタンガンの衝撃が痛むのか。
匠は少し、カオを歪めて。
喉からうなじへ手を滑らせていて。
両手を後ろで纏められたタメに。
バランスを失う私のカラダを。
政宗は。
大きく起こして体勢を変えさせる。
私の体重移動が整うと。
政宗はやっと、手を離してくれた。
「俺だって憶測されんのも、分析されんのも好きじゃないけどさ」
片足をベッドから下ろして。
奥平チーフから距離を取った匠は。
政宗を、少し満足そうに見遣って。
「美森は、ゴチャゴチャ考えすぎ」
ベッドに上げたままだった片足に。
形のイイ、顎をのせて。
匠は。
少しだけ緩んだカオで言った。