「異世界ファンタジーで15+1のお題」四
「ライアン、俺もギリアスさん達と一緒に行く。
君は彼らを連れて、先に行ってくれ。」
「僕達も兵士長と一緒に残ります!」
「いや、多いと却って目立つ。
僕達なら大丈夫だ!さぁ、早く行くんだ!」
ジョーイの言葉に皆頷き、ライアンと四人の兵士は地下牢を後にした。
「番人達は眠っている。
ロジャーって人は…生きてるけど、かなり危険な状態だ。」
「そうか…」
拷問部屋の扉を開けた二人は、衝撃的な光景に息を飲みその場に立ち尽した。
ギリアスの剣が、まさに、今、番人の胸を刺し貫いたのだ。
その隣には、もう一人の番人がすでに胸を血に染め、息絶えていた。
ギリアスは、飛び散った血飛沫を手で拭い、剣を振って番人の服に血をなすりつけ鞘に戻す。
「ジョーイ、おまえは、そいつの剣を持て。」
「は…はっ!」
ギリアスは、何事もなかったようにロジャーに近寄り、優しく声をかけると彼を背負った。
「ジョーイ、なにかかけるものはないか?
血の跡を尾行けられては困る。」
しかし、あたりにちょうど良いものは何もない。
「これを使って下さい。」
セスは自分の着ていたローブを脱ぎ、差し出した。
「ありがとう、すまんな。」
ローブ一枚でなんとかなるような血の量ではなかったが、なにもないよりはずっとマシになった。
「じゃあ、急ぎましょう。
こっちです。」
セスが先頭に立ち、三人はその後に続く。
ロジャーの血はいまだに流れ続け、意識は朦朧としているように見えた。
時折、苦しそうな声を上げる。
彼の命の灯火は、ゆらゆらと揺らめき、今にも消えそうになっているようにセスには感じられた。
君は彼らを連れて、先に行ってくれ。」
「僕達も兵士長と一緒に残ります!」
「いや、多いと却って目立つ。
僕達なら大丈夫だ!さぁ、早く行くんだ!」
ジョーイの言葉に皆頷き、ライアンと四人の兵士は地下牢を後にした。
「番人達は眠っている。
ロジャーって人は…生きてるけど、かなり危険な状態だ。」
「そうか…」
拷問部屋の扉を開けた二人は、衝撃的な光景に息を飲みその場に立ち尽した。
ギリアスの剣が、まさに、今、番人の胸を刺し貫いたのだ。
その隣には、もう一人の番人がすでに胸を血に染め、息絶えていた。
ギリアスは、飛び散った血飛沫を手で拭い、剣を振って番人の服に血をなすりつけ鞘に戻す。
「ジョーイ、おまえは、そいつの剣を持て。」
「は…はっ!」
ギリアスは、何事もなかったようにロジャーに近寄り、優しく声をかけると彼を背負った。
「ジョーイ、なにかかけるものはないか?
血の跡を尾行けられては困る。」
しかし、あたりにちょうど良いものは何もない。
「これを使って下さい。」
セスは自分の着ていたローブを脱ぎ、差し出した。
「ありがとう、すまんな。」
ローブ一枚でなんとかなるような血の量ではなかったが、なにもないよりはずっとマシになった。
「じゃあ、急ぎましょう。
こっちです。」
セスが先頭に立ち、三人はその後に続く。
ロジャーの血はいまだに流れ続け、意識は朦朧としているように見えた。
時折、苦しそうな声を上げる。
彼の命の灯火は、ゆらゆらと揺らめき、今にも消えそうになっているようにセスには感じられた。