志ーこころー 【前編】─完─
ー志乃sideー
(((しーん……))
あ、やっぱ?やっぱそーなるよね、ぅん。
それ正しい反応よ?
でも……ねぇ……。
さすがに心痛いね
近藤さんびっくりしすぎて口開けっ放しだし
土方さんなんか怒る通り越して半ば呆れてるし
隊士の皆さんなんかそろいもそろってアホヅラだよ??ウンウン
なんだかあたしもなにも言えない雰囲気……
志乃「あ、あのぉ~……」
近藤「……証拠は?」
志乃「……はひっ??」
あら、びっくりしすぎて変な声でた。
まさか証拠を要求されるなんて……
でもこれって……
確実にあたしに道が開けてきた証拠だ
志乃「……あたしの防具袋を持ってきていただけると、ありがたいです。」
近藤「……歳……。」
土方「……え、嘘だろ?まさか本気にして……」
近藤「……」
近藤さんは静かに土方を見つめる
その瞳は有無を言わせない威圧感だ
その瞳をみた土方は、了解するしかなかった。
土方は渋々取りに行った。
その間、近藤さんは何も言わなかったけれど、あたしを信じたいと言う気持ちが痛いほど伝わってくる。
そんな近藤さんに、不覚にも目頭が熱くなったことは、誰も知らない。