志ーこころー 【前編】─完─
志乃「……最後にこれです」
近藤「……???松野くん、これは??」
そう言ってあたしが手にしているのは真っ黒な財布。
志乃「これは、財布です。……今で言う……えっと、……巾着……ですかね?」
エナメル質の長財布がテカテカしている
チャックを開けて中身を出す。
志乃「未来のお金です。」
あたしは十円玉を1枚、近藤の手のひらに乗せた。
近藤「…………!!!!……平成……10年……」
志乃「ええ。平成です。ちなみにそれはそのお金が発行された日なので、正確には26年からここに来ました。
…………今から、150年後の未来です。」
近藤・土方・沖田・隊士「「「「!!!!!!!!」」」」
総司「……ひゃくごじゅう……年……」
近藤「……それは……」
隊士「「……。」」
土方「……未来……」
この頃にはやっと土方も信じはじめていた。