Queen of the Night
「アルヴィス、呼んだー?」


レイラという女性。
あの場所にいた仮面の女もレイラと呼ばれていた。


「あら、この子、この前の?」


あたしの事を知っていた。
だとすると、あのレイラと同一人物。
素顔は綺麗な人だ。


「あぁ。悪いが、雨で濡れてるから
着替えかしてあげて欲しい。」


「うん。わかった。
えーと…」


「リディアだって。」


あたしの代わりにアルヴィスが答える。


「じゃあリディア。歩ける?」


『…大丈夫です。』


あたしはそう返事し、レイラと共に別の部屋に行く。


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