Queen of the Night
「来い!」


いきなり男が現れ、あたしの鎖を引っ張る。


『っ…!』


強引に引っ張られ、痛みを覚える。


「ち、さっさと歩け!
お前は今日の目玉商品なんだからな!」


あたしは引っ張られながら一度だけ後ろを振り返り、あの男の子を見る。

すると、その男の子は口パクで
「だ、い、じょ、う、ぶ」
そう言った。


そして、あたしはそのまま客の前に連れて行かれる。

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