Queen of the Night
『…見くびらないで。これくらい魔法で!』


「無駄ですよ。その鎖は魔力封じの魔法をかけてある。」


ディックはそう言うが、あたしは諦めない。


『…あたしはクライスト国王女。
魔力は父と母をも超える。』


あたしの魔力は膨大で、国王である父をも超える魔力を持っている。

そして魔力を解き放つ。


「ち、この鎖でさえ封じられないのか⁉︎」


ディックは驚く。
あたしの膨大な魔力に。


『諦めなさい、ディック!』


だが、何故かディックは笑みを浮かべる。

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