Queen of the Night
「だが、これだけではない。
…リディアを連れてこい。」


ディックは騎士にそう指令し、
騎士はあたしの鎖を外し、抱える。


『はな、しなさい!離して!』


ジタバタするも体に力が入らない。


そしてあたしはある場所に連れてこられる。


『ここ、は…』


連れて来られた場所、それは、あたしが修行で使っていた部屋だ。


「その中央にリディアを。」


ディックは騎士にあたしを降ろさせる。
あたしは地面に座り込む。


『何をする気なの⁉︎』


すると、あたしがいる中央にだけ
魔法陣が現れた。


『…⁉︎』


魔法陣。
それを見たあたしは体が小刻みに震える。

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