Queen of the Night

過去へー目覚めし王女ー

あれからどのくらい経ったのだろう。


氷で封印されているあたしは深い深い眠りについていた。
目覚めることのない眠りに。


そんな中、あたしは夢を見た。


『暗い、何も見えない…』


真っ暗な暗闇の中にあたしはひとりいた。
自分の姿さえ見えない暗闇の中。


そんなとき、ひとつの光があたしに向かって差し込む。


『なに…?』


そしてその光は姿をかけた。


『…え?父様、母様?』


その姿は父と母だった。

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