Queen of the Night
「こら、何してんんの!」


ふと、見知らぬ女性が男の手を掴んでいた。


「あぁ?……って、サラ⁉︎」


その女性、サラと呼ばれるあたしより少し上の女性は男を睨んでいた。


「手を離しなさい。」


サラはそう男に言うと、男の額から汗が流れてる。


「わ、わかったから!」


男はあたしの腕を掴んでいた手を離し
足早に去っていった。

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