Queen of the Night

「ごめんね？私、あなたを売ったの。」


『な、に、言ってるの？サラ？」


サラの言葉に動揺する。


「だから、あなたを売ったの。
今、私お金がなくてね。
あなたって結構いい値がついたのよ。」


あたしはサラに裏切られた。


あたしが信じた人は必ず裏切る。
だからあたしはもう誰も信じない。
絶対に。


「じゃぁね。リディア！」


こうして2度目の裏切りにあたしはあった。