彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)
私の本心を知らない百鬼は、嬉々とした顔で語る。
「俺様の単車はシルバーのゼファーだ!!」
「銀色が目にまぶしいですね・・・。」
「わははははは!!そうだろう、そうだろう、凛助!?まぁ、俺様の場合は武闘派として、逆らう連中をブッ飛ばしてきたからな!それでシルバーだ!!」
「・・・要は、ケンカした相手の意識を吹っ飛ばしたからってことだ、凛。」
「1号さん?」
百鬼の話を聞いていれば、小声で瑞希お兄ちゃんがささやく。
「正しくは、銀じゃなくて白色。頭が真っ白になるって意味の真っ白だ。」
「・・・ああ、銀色ではなく、白ですか?」
「あとは、皇助が得物を・・・敵を狙う目がギンギンしててな・・・もじったようなもんだ。」
「なるほど・・・」
(そっちの方が、納得できる・・・・)
〔★凛は正しく学べた★〕
(あだ名の由来(ゆらい)はわかったけど・・・・)
「4号さん。」
「わはははははは!!そこまで言うなら、俺様のケツに乗せてやってもいいぞ、小僧!?この3段シートによっ!」
「いえ、そういうお願いではなく質問です。その単車の前についてる新幹線は何ですか?」
「新幹線!!?」
「そうです。」
ハンドルを覆うように、丸い突起がくっついている。
まるで、新幹線の頭の部分のようだった。
「ぷっ!新幹線って!凛~!」
「ぶははははは!新幹線かー!?そりゃあいいなぁ、凛たん!?」
「やっだぁ~!きゃはははは!凛ちゃんには、新幹線に見えたのねぇ~!」
「くっくっくっ・・・!よかったな、皇助。凛道の話をもとにすれば、お前は新幹線の運転手さんということになるな?」
「わ、笑ってんじゃねぇー!!」
なぜか、大爆笑する瑞希お兄ちゃんと、赤い顔で怒る百鬼。