朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。
「………行こう、咲良。
お母さんが、待ってる……。」
「そう、だね。」
切なそうな声を聞き、胸をキュッと締め付けられる。
それから、ずっと私達は手を繋ぎながら大雅のお母さんの所まで行った────。
*
「着いた……。」
私達は、大雅のお母さんの前に立つ。
……もう、あの優しい笑顔は見れない……。
そう思うと悲しくなった。
私達は、しゃがみ手を合わせる。
……お久しぶりです。
目を瞑ると、沢山の事が溢れる。