朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「………行こう、咲良。

お母さんが、待ってる……。」

「そう、だね。」

切なそうな声を聞き、胸をキュッと締め付けられる。

それから、ずっと私達は手を繋ぎながら大雅のお母さんの所まで行った────。



「着いた……。」

私達は、大雅のお母さんの前に立つ。

……もう、あの優しい笑顔は見れない……。

そう思うと悲しくなった。

私達は、しゃがみ手を合わせる。

……お久しぶりです。

目を瞑ると、沢山の事が溢れる。

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