LB4
たとえ暗くなったところで、目は徐々に慣れてゆく。
夏に海に行って日焼けした彼女の肌に、まだ水着の跡が残っているのがわかった。
部屋が薄暗い分、白い部分がより強調されて見えてきた。
まるでそれすら計算されていたかのようだ。
いつか脳内で脱がした時の記憶より、ずっと生々しい身体がここにある。
それはまさに「肉体」と表現するのにふさわしいものだった。
触ると柔らかくて、滑らかで、張りがあって、体温や血液の流れを感じる。
「ヤバい。死にそうなくらい恥ずかしい」
「俺だって恥ずかしいよ」
生徒の身体に興奮して、だらしなく顔を歪め、舌を伸ばし、飢えをしのぐようにむしゃぶりついている姿なんて見られたくなかったに決まってる。
「嘘ばっかり。せんせー、まだ何も脱いでないじゃん」
そういう問題じゃないんだよ。
君の目に、俺はいったいどう映っているのだろう。
「痛かったら正直に言えよ」
事が終わってから後悔など、絶対にさせてはいけない。
「うん。今のところ、嘘みたいに気持ちいい」
「まだ肝心な部分には一度も触ってないけど」
余裕ぶってそう言ったが、歓喜と安堵で胸がいっぱいになった。
実際は肝心な部分に早く触れてしまいたい気持ちを必死に抑えている。
「これ以上の事が起こると思ったら、正直怖い」
「やめるか?」
「やめないで。絶対に」
「お前がやめてって言ったら、すぐにやめるぞ、俺は」
「絶対言わない」