これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
「勇矢さんお誕生日おめでとうございます」
ワインの入ったグラスを、掲げながら乾杯をした。
「ありがとう。なんだかこういう誕生日が久しぶりで、照れくさいな」
彼のはにかむ笑顔が私を幸せにした。好きな人の誕生日をお祝い出来ることがこんなに幸せだなんて、今まで思っても見なかった。
デパートで買ったデリだったけれど、勇矢さんは喜んで食べてくれた。特に厚切りのローストビーフが気に入ったみたいでその表情をみていると私まで嬉しくなるほどだ。来年の誕生日には私の手造りのものを食べさせたいなんて、大それたことを考えてしまったほどだ。
ワインで少しいつもよりも機嫌のいい勇矢さんは、大学時代の常務とのエピソードや小さい頃買っていたインコの話など私の知らない彼を色々と教えてくれる。
その穏やかな表情から、小さなころから人に愛されてきた人だとわかる。今は疎遠になっている両親も愛情をかけてそだてていたのだろう。きっと何か大きな行き違いがあるのだ。大人になるとそういう誤解を解くチャンスが少なくなる。
いつか……彼の両親と彼がうまく和解できるといいな。決して私みたいに両親との関係をこじらせてほしくない。
ワインの入ったグラスを、掲げながら乾杯をした。
「ありがとう。なんだかこういう誕生日が久しぶりで、照れくさいな」
彼のはにかむ笑顔が私を幸せにした。好きな人の誕生日をお祝い出来ることがこんなに幸せだなんて、今まで思っても見なかった。
デパートで買ったデリだったけれど、勇矢さんは喜んで食べてくれた。特に厚切りのローストビーフが気に入ったみたいでその表情をみていると私まで嬉しくなるほどだ。来年の誕生日には私の手造りのものを食べさせたいなんて、大それたことを考えてしまったほどだ。
ワインで少しいつもよりも機嫌のいい勇矢さんは、大学時代の常務とのエピソードや小さい頃買っていたインコの話など私の知らない彼を色々と教えてくれる。
その穏やかな表情から、小さなころから人に愛されてきた人だとわかる。今は疎遠になっている両親も愛情をかけてそだてていたのだろう。きっと何か大きな行き違いがあるのだ。大人になるとそういう誤解を解くチャンスが少なくなる。
いつか……彼の両親と彼がうまく和解できるといいな。決して私みたいに両親との関係をこじらせてほしくない。