これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
「お写真の方……もちろんご存じですよね。ご自身の息子さんを産んだ女性なのですから」
ご自身の息子さん……って言うことはこの赤ちゃんは正人さんのお子さん?
「な、何を根拠に……」
さっきよりも数倍、驚いている。
「毎月生活費をこの女性に振りこんでますよね? そして、この女性にも結婚をにおわせていた。違いますか?」
「どこにそんな証拠があるんだ?」
もうひらきなおってしまったようだ。顔は青いが薄ら笑いを浮かべている。
「私の上司は大変銀座に顔の利く方でしてね……彼の力を借りたんです」
きっと常務のことだ。そこから情報を探ったのだろう。
「まぁ否定するのは自由ですよ。しかしこのお写真の女性が、このお見合いの話を聞いて納得するかどうかは別ですがね」
「な、私を脅すのか?」
怒りで、がたがたと肩が震えている。そこにそれまで黙ってみていた兄が口をはさんだ。
「小関さん……あなたになら妹をまかせられると思っていたので大変残念です。このお見合いは我が家の方からお断りいたします」
丁寧にしかしきっぱりと言い切る。
兄と勇矢さん、ふたりからの鋭い視線に、正人さんはタジタジだ。
「も、申し訳ないが……私はこれで失礼する」
耐えきれなくなった正人さんは、ひとり早足でその場から逃げ出した。
「あの……記者会見の会場早めに押さえておくおく方がいいと思いますよ。マスコミも不正資金の件について色々嗅ぎまわっていたみたいですから」
勇矢さんが、去っていく正人さんの背中に追い打ちをかけた。
その声が届いたのか、チラリとこちらを振り向くと悔しそうな顔を一瞬して、小走りで逃げるようにしてその場を後にした。
ご自身の息子さん……って言うことはこの赤ちゃんは正人さんのお子さん?
「な、何を根拠に……」
さっきよりも数倍、驚いている。
「毎月生活費をこの女性に振りこんでますよね? そして、この女性にも結婚をにおわせていた。違いますか?」
「どこにそんな証拠があるんだ?」
もうひらきなおってしまったようだ。顔は青いが薄ら笑いを浮かべている。
「私の上司は大変銀座に顔の利く方でしてね……彼の力を借りたんです」
きっと常務のことだ。そこから情報を探ったのだろう。
「まぁ否定するのは自由ですよ。しかしこのお写真の女性が、このお見合いの話を聞いて納得するかどうかは別ですがね」
「な、私を脅すのか?」
怒りで、がたがたと肩が震えている。そこにそれまで黙ってみていた兄が口をはさんだ。
「小関さん……あなたになら妹をまかせられると思っていたので大変残念です。このお見合いは我が家の方からお断りいたします」
丁寧にしかしきっぱりと言い切る。
兄と勇矢さん、ふたりからの鋭い視線に、正人さんはタジタジだ。
「も、申し訳ないが……私はこれで失礼する」
耐えきれなくなった正人さんは、ひとり早足でその場から逃げ出した。
「あの……記者会見の会場早めに押さえておくおく方がいいと思いますよ。マスコミも不正資金の件について色々嗅ぎまわっていたみたいですから」
勇矢さんが、去っていく正人さんの背中に追い打ちをかけた。
その声が届いたのか、チラリとこちらを振り向くと悔しそうな顔を一瞬して、小走りで逃げるようにしてその場を後にした。