これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
「さぁ、あ……」

「きゃあ‼︎」

開いた扉からは猫が飛び出して来た。

というよりも、高浜さんに突進だ。

「おっと、今日はいつもよりも出迎えが激しいようです」

「猫ってもっとツーンとしてるイメージがあったんですけど」

高浜さんの腕にだかれて尻尾がクルンとなった。

「可愛いデス。確かに大きくなりましたね」

私は手を伸ばして人差し指を差し出すと、猫は私の指に頭を擦り付けてきた。

「とっても人懐っこいですね」

「えぇ、まるであなたのようです」

「……え?」

私みたい?不思議に思って聞き返そうとする。

「ごほん。さぁこんなところで話をしていないで中にお入りください」

なんだかいいように誤魔化された気がする。

先に入った高浜さんに続いて、私も部屋へと足を踏み入れた。

靴を脱いでそろえる。

そこは廊下になっていて、突き当りのドアへと猫が率先して歩いて案内してくれた。
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