これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
「お邪魔します」

「はい、どうぞ。ソファにでも適当に座ってください」

通されたリビングは、ダークブラウンで統一されていて、ものも少なくて整理されていた。

私は言われた通りに、ソファに座るとテレビの台にひょいっと乗った猫を見ていた。

「本当に大きくなりましたね。なんだか“若侍”って感じがします」

「若侍?」

ん? 聞き返されたけど何か変なこと言ったかな?

「若侍ねぇ。猫をそんな風にたとえる人は初めてですね。あ、コーヒー飲めますか?」

キッチンではお茶の準備をしてくれているらしい。

「はい。大好きです。あ、そうだ」

私は思い出したように、お土産に持ってきていた袋を手にキッチンまで行った。

「これ、お土産です。食べてください」

ビニールの袋を渡すと、高浜さんはさっそく中身をみた。

「あのこれを、私に“食べてください”と言うのですか?」
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