これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
別に手をつないでいるわけでもない。でも隣で一緒に歩幅を合わせて歩いてくれていることがなんだかくすぐったくて嬉しい。
チラチラと横を見ながら歩く私に、どうか気が付きませんように。
広いショッピングセンターの中にあるペットショップは白を基調にした店内で、真ん中には囲いのあるドッグランがあり、ゲージから出された子犬たちが追いかけっこをしていた。
そこに近づいて中をのぞき込むと、一匹のトイプードルが駆け寄ってきた。
「小さいのに、とても走るのが早いんですね」
驚いて私がいうと高浜さんは笑いを含んだ様子で答えた。
「犬ですからね。きっと走るのが得意なんでしょうね。私たちよりも」
そのちょっと意地悪な言い方に唇を尖らせて抗議する。
「そうですね。犬ですからね。仕方がないじゃないですか、こんなに近くで犬を見るのはじめてなんですから」
それまで笑っていた高浜さんの顔が怪訝そうな顔に変わる。
「はじめて? 犬を見るのがですか?」
……しまった。また変なことを口走ってしまった。
チラチラと横を見ながら歩く私に、どうか気が付きませんように。
広いショッピングセンターの中にあるペットショップは白を基調にした店内で、真ん中には囲いのあるドッグランがあり、ゲージから出された子犬たちが追いかけっこをしていた。
そこに近づいて中をのぞき込むと、一匹のトイプードルが駆け寄ってきた。
「小さいのに、とても走るのが早いんですね」
驚いて私がいうと高浜さんは笑いを含んだ様子で答えた。
「犬ですからね。きっと走るのが得意なんでしょうね。私たちよりも」
そのちょっと意地悪な言い方に唇を尖らせて抗議する。
「そうですね。犬ですからね。仕方がないじゃないですか、こんなに近くで犬を見るのはじめてなんですから」
それまで笑っていた高浜さんの顔が怪訝そうな顔に変わる。
「はじめて? 犬を見るのがですか?」
……しまった。また変なことを口走ってしまった。