これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
「クロ寝てますね」

私が振り向くと高浜さんはすでに、荷解きを始めていた。

「手伝います」

「いいですよ。そこでクロと寝ていてもらっても」

「そんな人を猫みたいに。少しくらいは役に立ちます」

すねて頬を膨らませてた私をみて、反省するどころか、おかしそうにクスクスと笑い始めた。

「それでは猫ではなく、ハムスターですね」

「ハ、ハムスター!」

「冗談ですよ。あなたがなんでも本気にするのでついついからかいたくなってしまします」

今度はもう、ツボに入ったかのような豪快な笑顔をみせた。

高浜さんこんな顔して笑うんだ……。

出会ってから初めてみた、彼の全開の笑顔は私の心をくすぐる。

なに?何だろう?この感じ。

今まで感じたことのない感覚を不思議に思いながら、段ボールの箱からキャットタワーを出すのを手伝った。
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