これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
ラーメンを食べ終え、私がお財布を出そうとすると「すでに支払が済んでいます」と眼鏡をかけた高浜さんに言われた。「押し問答せずに、素直におごられてください」とはっきり言われてしまい「ごちそうさまでした」と笑顔でお礼をいうことに留めた。
(今度なにか、お礼しよう。猫缶じゃなくて……)
何を渡そうか考えていると、顔がほころんでしまう。
「そんな顔するほどおいしかったのですね。ではまた一緒に来ましょう」
「はい!」
ふたり来た道を戻る、駅へと向かおうとする私を高浜さんが車のキーを見せて送ってくれるという。
「少し遅くなりましたからね」
「でもまだ早いですし」
遅いと言ってもまだ二十一時半だ。電車だって十分にある時間だし人通りも少なくない。
「でも、お送りします。途中で迷われたりしたら迷惑ですからね」
会社の最寄駅から自宅までどうやって迷うって言うの? でもきっと地図アプリさえも使いこなせない私を心配してくれているのだろう。
「では、お願いします」
高浜さんの好意に素直に甘えることにした。
だって、もう少しだけでも彼との時間を過ごしたいと思っていたから。
シルバーのハイブリッドカーの助手席に乗る。高浜さんが運転する車の助手席はなんだか特別な場所のような気がする。
そしてその場所に今自分が座っていることが嬉しい。
(今度なにか、お礼しよう。猫缶じゃなくて……)
何を渡そうか考えていると、顔がほころんでしまう。
「そんな顔するほどおいしかったのですね。ではまた一緒に来ましょう」
「はい!」
ふたり来た道を戻る、駅へと向かおうとする私を高浜さんが車のキーを見せて送ってくれるという。
「少し遅くなりましたからね」
「でもまだ早いですし」
遅いと言ってもまだ二十一時半だ。電車だって十分にある時間だし人通りも少なくない。
「でも、お送りします。途中で迷われたりしたら迷惑ですからね」
会社の最寄駅から自宅までどうやって迷うって言うの? でもきっと地図アプリさえも使いこなせない私を心配してくれているのだろう。
「では、お願いします」
高浜さんの好意に素直に甘えることにした。
だって、もう少しだけでも彼との時間を過ごしたいと思っていたから。
シルバーのハイブリッドカーの助手席に乗る。高浜さんが運転する車の助手席はなんだか特別な場所のような気がする。
そしてその場所に今自分が座っていることが嬉しい。