神様修行はじめます! 其の四
セバスチャンさんの静かな、でも鋭い口調の指示にあたしは緊張した。
やっぱりこの訪問は、あたしに絡んでいるんだろうか。
そのせいでまた、ひと騒動おきるんじゃ・・・。
―― ギギギギィーー・・・・・・
ついに宝船が里まで到着してしまった。
地面の上の巨大船。いったいどんな原理で動いてるもんだか。
なんとも奇妙な景観・・・。
でもあまりにデカ過ぎて、とても里の中までは入れない。
少し離れた場所でピタリと進行が止まり、そのまま停泊している。
近くで見上げると本当に、威圧的なほどのデカさ加減。
船底は真っ黒な漆が塗られ、艶々と輝いている。
船のへりの飾りには、金や銀や珊瑚の透かし彫りの彫刻がズラリ。
その絢爛な豪華さに半分は感心、半分はあきれ果ててしまう。
―― バサ、バサ、バサ・・・
彫刻鳥の羽ばたく音が聞こえてきた。
両足のツメで、何かをしっかりとつかみ、こっちに向かって飛んでくる。
セバスチャンさんの手前まで来ると、そのまま顔のあたりの位置で、バサバサと宙に留まった。