泣きたい夜には…~Hitomi~



ドンドンドン!!!!


尋常ではないノックの音に文字通り叩き起こされた。


「ひとみ、起きて!!!!大変よ!お父さんが!!!!」


激しくドアを叩く音と動揺するお母さんの声が聞こえた。


急いで飛び起き、ドアを開けて、


「何かあったの?」


まさか、あの殺しても死なないお父さんに何かあったの!!!?


なわけないか……


それだけは絶対ない。


だとしたら、ろくでもないことを考えているのか。


「ひとみ、逃げなさい!!!!お父さんは本気であなたを結婚させようとしているわ。

今、お父さんから電話があったの。6時に病院でその方と待ち合わせて、あなたに会わせるためにうちに来るそうよ」

はぁーーーっ!


お父さん、


帰国早々、休む間もなく戦闘開始ですか?



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