フェイント王子たち

大吾の奴〜。…借りが出来ちゃったなぁ。

「こんばんは〜」

と、男女4人組がどやどやと入って来て、テーブル席に座った。

「いらっしゃいませ」

昭次さんは私に目配せしてから、メニューを持ってテーブル席へと行った。あ〜、幸せだ〜。今のうちに大吾に電話しとこうかな。鞄からケータイを取り出し、大吾に電話をかける。

「………あっ、もしもし、大吾?」

『どうだった?泣いてない?』

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