毒舌紳士に攻略されて
だから大きく首を横に振ったの。……そうしたら彼は満足気に笑ったんだ。『よくできました』と言わんばかりに――……。
* * *
「それから少ししてかな?……夏休み中、彼の方から告白されたの。本当にもうすっごく嬉しくって、毎日が楽しくて堪らなかった。夏休み中はほとんど会っていたし、メールも電話も毎日していたし。彼も私と同じ気持ちでいてくれているってことがすごく伝わってきたの。……でもね、それは私の勘違いだったんだ」
「え……それって?」
さっきまでずっと相槌を打ちながら話を聞いていてくれた琴美だったけれど、私の「勘違いだった」の言葉に反応し、怪訝そうに眉を寄せ聞いてきた。
そう、全てが勘違いだったんだ。
「私だけだったの。……本気で恋愛していたのは。……彼は全然私のことなんて好きじゃなかった。ただのゲームだったの」
「……嘘」
言葉を失う琴美。
私だってこの事実を初めて知った時、信じられなかった。
* * *
「それから少ししてかな?……夏休み中、彼の方から告白されたの。本当にもうすっごく嬉しくって、毎日が楽しくて堪らなかった。夏休み中はほとんど会っていたし、メールも電話も毎日していたし。彼も私と同じ気持ちでいてくれているってことがすごく伝わってきたの。……でもね、それは私の勘違いだったんだ」
「え……それって?」
さっきまでずっと相槌を打ちながら話を聞いていてくれた琴美だったけれど、私の「勘違いだった」の言葉に反応し、怪訝そうに眉を寄せ聞いてきた。
そう、全てが勘違いだったんだ。
「私だけだったの。……本気で恋愛していたのは。……彼は全然私のことなんて好きじゃなかった。ただのゲームだったの」
「……嘘」
言葉を失う琴美。
私だってこの事実を初めて知った時、信じられなかった。