毒舌紳士に攻略されて
咄嗟に後ろに隠すものの、時すでに遅し。
母ちゃんの目は異様に輝き出した。
「よかったー!こんなに早く帰ってきたから、めぐみちゃんから貰えなかったと思ったわ。ふふふ、一応今年も元気の分も用意したけど、私からは渡さなくてもよさそうね」
「別に毎年欲しいなんて言った覚えもないけど?」
「あら、息子がチョコ一つも貰えないなんて不憫じゃない。だからあげていたのよ?」
別に毎年貰えていないわけじゃなかった。
ただ貰ってお返しするの面倒だったし、なにより好きな女以外から貰っても全然嬉しくもなかったから、受け取っていなかっただけだ。
それを母ちゃんは毎年勝手に勘違いして、『性格が悪いから貰えないのよ』なんて言いながらせっせと親父の分と俺の分のチョコを作っては、渡してくれていた。
きっと母ちゃんなりの親心かもしれないけど、はっきり言って一度も俺は母ちゃんにチョコが欲しいなどと言った覚えはない。
「ねぇ、ねぇ!どんなチョコだったの?見せてよ」
「はぁ?見せるわけねぇだろ?」
母ちゃんの目は異様に輝き出した。
「よかったー!こんなに早く帰ってきたから、めぐみちゃんから貰えなかったと思ったわ。ふふふ、一応今年も元気の分も用意したけど、私からは渡さなくてもよさそうね」
「別に毎年欲しいなんて言った覚えもないけど?」
「あら、息子がチョコ一つも貰えないなんて不憫じゃない。だからあげていたのよ?」
別に毎年貰えていないわけじゃなかった。
ただ貰ってお返しするの面倒だったし、なにより好きな女以外から貰っても全然嬉しくもなかったから、受け取っていなかっただけだ。
それを母ちゃんは毎年勝手に勘違いして、『性格が悪いから貰えないのよ』なんて言いながらせっせと親父の分と俺の分のチョコを作っては、渡してくれていた。
きっと母ちゃんなりの親心かもしれないけど、はっきり言って一度も俺は母ちゃんにチョコが欲しいなどと言った覚えはない。
「ねぇ、ねぇ!どんなチョコだったの?見せてよ」
「はぁ?見せるわけねぇだろ?」