毒舌紳士に攻略されて
綺麗にラッピングされていたリボンや包装紙を解いていき箱を開けると、中にはサイズがまちまちなトリュフチョコレートが入っていた。
そっとひとつを手に取り、口に含みと甘いチョコレートが一気に広がっていく。

「普通に美味いじゃん」

あんなに自信なさげに言ったけれど、全然美味い。
全て不揃いなところがまたくすぐられる。

「これ……どんな気持ちで作ってくれたんだろ」

めぐみが作っているところを想像すると、ついにやけそうになる。
俺のために作ってくれて、店で売っているようなラッピングをしてくれて。
それだけで堪らない気持ちにさせられる。

「あー……もう会いてぇし」

さっき別れたばかりなのに、もう会いたくて仕方ない。
重症かもしれないな、マジで。

残りのトリュフを食べながら、クリスマスイブに渡せなかったプレゼントの存在を思い出す。

本当はクリスマスイブの日に渡すつもりだったけれど、なかなかタイミングが掴めず、今も机の奥にしまいっぱなしの状態だ。
< 365 / 387 >

この作品をシェア

pagetop