毒舌紳士に攻略されて
「それでそれで?本当のところはどうなのよ。元気ってばもうめぐみちゃんに渡したの?プロポーズとかしちゃった!?」
人が落ち込んでいるというのに、デリカシーのない母ちゃんは興味深々で身を乗り出し聞いてきた。
「バカだな、木苺は。指輪を渡せていたら今日みたいな日に早く帰ってくるわけねぇだろ?」
こっちをチラチラ見ながら母ちゃんにそう話す親父にムッとしつつも、本当のことだから何も言い返せない。
怒りを堪えるように拳を握りしめる。
「で?どうして早く渡さないんだ?本当はクリスマスの時に渡すつもりだったんだろ?」
「それは……」
そのつもりだった。本当は渡したかった。
「親父達は、さ。……その、どうだったわけ?」
「なにが?」
ふと聞いてみたくなってしまった。
散々昔から二人には恋愛の極意というものを聞かされてきたけれど、そういう二人はどうだったのだろうか、と。
なんのことか分からないと言いたそうに見つめてくる二人に、思い切って聞いてみた。
人が落ち込んでいるというのに、デリカシーのない母ちゃんは興味深々で身を乗り出し聞いてきた。
「バカだな、木苺は。指輪を渡せていたら今日みたいな日に早く帰ってくるわけねぇだろ?」
こっちをチラチラ見ながら母ちゃんにそう話す親父にムッとしつつも、本当のことだから何も言い返せない。
怒りを堪えるように拳を握りしめる。
「で?どうして早く渡さないんだ?本当はクリスマスの時に渡すつもりだったんだろ?」
「それは……」
そのつもりだった。本当は渡したかった。
「親父達は、さ。……その、どうだったわけ?」
「なにが?」
ふと聞いてみたくなってしまった。
散々昔から二人には恋愛の極意というものを聞かされてきたけれど、そういう二人はどうだったのだろうか、と。
なんのことか分からないと言いたそうに見つめてくる二人に、思い切って聞いてみた。