毒舌紳士に攻略されて
階段を上りきり部屋に入り、そっとベッドにめぐみを下ろした。

そしてそのままめぐみに覆いかぶさるものの、いまだに不安が残る。

「なぁ……ここまできてアレだけどさ、本当にいいんだよな?」

まさか今の状況になってこんなことを言われるとは夢にも思わなかったのか、めぐみは目を大きく見開き驚いた。

「いや、さ……めぐみが嫌がること、したくねぇから」

つい視線を泳がせてしまう。
だけど下からはめぐみの笑い声が聞こえてきた。

「こんな状況でそんなこと、聞く?」

ごもっともな話だ。

「仕方ねぇじゃん。それだけめぐみのこと大切なんだよ」

笑われたのが悔しい。だけどこればかりは仕方ねぇ。
好きでずっと好きで。
やっと想いが通じ合えたんだ。大切にしたいって思うのは当たり前だろ?
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