「幽霊なんて怖くないッ!!」
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八峠さんへ。
あなたがこれを読んでいるといういことは、
俺はもうこの世には居ないんですね。
こんな風に書き出す手紙っていうのは、
漫画やドラマの中だけのものだと思って
いたけれど、でも、いつ死ぬかわからない
状態だからこそ、ちゃんと自分の言葉を
残しておきたいと思います。
八峠さん。 俺が死んだら、俺の代わりに
神社の仕事をしてください。
父と母をよろしくお願いします。
そして、杏ちゃんのことを守って下さい。
カゲロウがどのくらいの力を持っているかは
わからない。 だけど八峠さんなら きっと
倒せます。 倒せると信じています。
薄暮さんやオサキと一緒に、杏ちゃんの
ことを守って下さい。 お願いします。
みんなが笑って過ごせる時間を守って
下さい。
お願いばっかりでごめんなさい。 だけど、
俺にはもう何も出来ない。 だから全部
八峠さんに任せます。 押しつけます。
八峠さんは なんだかんだと言いながらも
ちゃんとやってくれる人だから、薄暮さんは
八峠さんと一緒に居るんだと思う。
八峠さんなら大丈夫。 この人なら全部を
預けられる。
薄暮さんはきっとそう思っているし、俺も
そう思っています。
みんなのことをよろしくお願いします。
藤堂 秋
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