強がりウサギの不器用な恋
食事を終えて、ホテルに戻った。
私と海藤さんは隣同士の部屋。
部屋に戻ってからもまだお酒を飲みたいと言った海藤さんを、明日仕事があるんだから、と何とか諌めた。
この男が、やっと一つ私に譲歩してくれた瞬間だ。
今度大林くんに好きな男のタイプを訊かれたら、
『自分の意見を推し進めず、私の意見も聞いてくれる人』と付け加えよう。
慣れない海外への飛行機移動で疲れたのか、シャワーを浴びてベッドへ潜ると、すぐに私は眠りに落ちた。