強がりウサギの不器用な恋
完全におちょくられてるとしか思えない。
あぁ、人間ってこういうのでストレスが溜まるんだな。
「これ、お願いします。」
私は右手に持っていたボディ用のオイルと、買おうと決めていた石鹸三種を、その美人店員さんの目の前に作り笑顔で差し出した。
もちろん、発した言語ははっきりした日本語だ。
無理に笑顔を作ったのは、嫉妬してると思われたくないため。
「俺が買うよ。」
「けっこうです!! 自分で買いますから!」
威圧的な笑顔でそう言えば、財布を取り出していた海藤さんの表情が固まった。
少しは私の凄味も効いたんだろうか。
その隙に、私は自分の分の会計を済ませた。