強がりウサギの不器用な恋

「…じゃ、俺も女に買って帰ろ。」


あれ? 彼女は今いないんじゃなかったっけ?

全く、どこの女よ。遊ぶだけの女はいるってこと?
最低すぎて、苛々する。

この男がどこで遊ぼうが、どーでもいいけどさ!



そのお店を出ると、すぐ近くにお菓子を売っているお土産屋さんがあった。


「ああいう店は高いだけで、無難なお土産しか置いてない。」


海藤さんが私の腕を掴み、店に入ろうとするのを引き止めた。


「でも……チョコレートとか、やっぱり美味しそうですよ?」

「向こうにスーパーがあるらしいから、そっち行こう。
そのほうが、現地らしくて珍しい菓子がたくさん売ってるだろ。もちろん、チョコレートも。」


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