強がりウサギの不器用な恋

というか、大林くんたちのお土産は、正直どうでもいい。
何か買って帰れば喜んでくれると思うし…。


結局、苺味のチョコレートと、海藤さんチョイスのスナック菓子を味違いで何袋か購入して。

カフェでお昼にサンドイッチを食べ、ホテルに戻ってくると時計の針は午後2時になっていた。



部屋に荷物を置いて、ホッと一息ついていたら、コンコンとドアがノックされる音が室内に響く。


「みさおー、俺ー。」


海藤さんだろうなと頭で思った瞬間、ドアの向こう側からそう声が聞こえた。

ていうか、恋人同士みたいに呼ばないでくれるかな。


「何ですか?」


と、ドアを開ければ、すかさず海藤さんは部屋の中に入って来て、備え付けの椅子に腰掛けた。


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