強がりウサギの不器用な恋
ま、真っ昼間から襲われることはないだろうし。
……というか、元からこの男にその気はないだろうから、別に部屋に入れても平気なのだけど。
「今からプール行こうぜ。」
「……は?」
なーんか、そう言い出しそうな予感はしていたが。
やっぱり言いやがったなと思いつつ、何の話だ?という顔で思い切りとぼけてやった。
この男は、どうしてもプールで泳ぎたいらしい。
「買い物から帰ったばかりで、疲れてるでしょ?」
「大丈夫。プールでのんびりすればいい。」
うんざりだという色を顔に乗せて、首を横に振って拒否姿勢を見せるが。
この男が強引なのは出会った頃からわかっているし、それに私が今まで逆らえたことがないのも、重々わかっている。
まずい。かなりの負け戦のにおいがする。