強がりウサギの不器用な恋
「マジで……言ってます。」
「バカかよ。」
バカでけっこう、…そう言おうと思って再び横を向くと、目力のある鋭い瞳で至近距離から射抜かれて、心臓がドキドキと早鐘を打ち始めた。
「お前に魅力がないから、俺が何もする気がおきないって? ふざけるな。」
髪の中へ指を差し込まれ、頭をぐっと引き寄せられると、瞬時に唇が重なり合った。
慌てて目の前の胸板を押してみるが、全くびくともしない。
酸素不足で一瞬唇が開いた隙に、温かい舌の侵入を許してしまうと、口内を好き放題に犯される。
しばらくすると、そっと唇が離れていった。
いつのまにか男の腕にしがみついていた私は、そのままの格好で荒い呼吸を繰り返す。