強がりウサギの不器用な恋

「あの日から…だよな。こんなにおかしいのは。
…ほら、宮田が風邪だとか言って早退した日。
ていうか、あのとき風邪って言ったの、嘘だろ?」

「………すみません。」

「いいけどな。」


仮病だったと素直に認めれば、社長が呆れたように苦笑った。


「飛向とも、なんか……仲悪そうっていうか。」

「……え?」

「マレーシアに二人が行くまでは、普通に仲良さそうだったのに。
帰ってきてから、二人とも素っ気無いっつーか、なんかおかしいから。」

「………」

「だから最初は、飛向と喧嘩でもしたのかと思ったんだけど。
飛向は飛向で、原因は俺にあると思ってるみたいで。
宮田のこと心配してて、何かあったのか? って俺に訊いてきたし…。」


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