強がりウサギの不器用な恋

「み、宮田さん?! 大丈夫?!」


遠くで私を呼ぶ声がする。……女性の、声?

誰だろう? と考える間もなく、私はそのまま意識を失った。



次に意識を取り戻したとき、そこがどこだかすぐに見当がついた。

真っ白い天井と共に、視界の左端に点滴らしきものが見える。

ここはきっと病院だ。


「あ。気がついた?」


ぼんやりと目を半分開けたままにしていると、右側からそう声をかけられて……


「急に倒れたから、ビックリしちゃった。」

「………奥様っ……」



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