強がりウサギの不器用な恋

「宮田さんも、あとで恋未が起きたら、抱っこしてやって?」

「え……いいんですか?」

「もちろんよ。」


私が触ったら、壊れてしまわないだろうか…
と思ったりするけれど、触れてみたい。



「散らかってるけど、ゆっくり座ってて。」


明未さんが私をリビングのソファーへといざなう。
何か冷たい飲み物でも持ってくるから、と。


「明未さん、私、素麺茹でますね!」

「え……でも、今日はナシゴレンだって真吾が電話で……」

「いえ! 素麺です!!」


意気込んで私がそう言うと、明未さんが可笑しそうに笑った。

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