強がりウサギの不器用な恋

「怖いかもな。俺、怒ってるから。」


怒ってるって……何故?
そう思い、不意に彼の顔を見ると、眉間にギュっとシワが寄っていた。

どうやらその言葉通り、本当に怒っているようだ。


私は視線を逸らせながらも、心当たりを考える。
海藤さんが怒るようなことを、何かしただろうか、と。


考えてはみるけれど、最近本当に仕事以外では関わりがなくて……

全く思い当たるふしがない。

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