強がりウサギの不器用な恋
気がつくと、口が勝手にペラペラと言葉を発していた。
それらは全て…正直な私の胸の内じゃない。
私が好きなタイプとは、間逆なものだ。
――― あの人と間逆なタイプを言った嘘。
「へぇ、けっこう意外ですね。
今まで付き合った男がそんな感じだったんすか?」
大林くんがさらにそう追求してくるけれど。
さっきの自分の発言に後悔して、もう口を開く気になれず、軽くうなだれる。
なんで……あんなことを言ってしまったんだろう。
「聞きたいなぁ、宮田さんの元カレの話とか!
あ。社長と宮田さんは同じ大学の先輩後輩で長い付き合いっすよね?
社長、知りません? 宮田さんの元カレ!!」
社長のほうに話が振られ、ギョッとして視線を上げる。