強がりウサギの不器用な恋
「ここに居たのか。」
しばらく一人で思いつめていると、急にそんな呆れ声が聞こえて。
海藤さんが私の隣にドカっと腰をおろした。
「不器用だな、操は。」
「……いきなり、何の話ですか……」
誤魔化しなんて、この男に通用するわけがないのに。
私の中にある防衛本能が働いて、咄嗟に鎧を身に纏って身構える。
「何の話か、言わなきゃわからないか?」
淡々と静かな口調でそう言い、長い脚を組みなおすこの男に、私は何も言い返せない。
何か言えば……きっと藪ヘビだ。
「いい加減、もう諦めたら?」
防戦一方の私に、容赦なく男が攻撃する。