「お前は俺のモノ」【完結】
何やら外が騒がしい。
車の通る音がして…あれ、うちの前?
そっと、起き上がると窓からカーテンを少しだけ上げて外を覗く。
立派な車が家の前にとまっている。
見た事ない。
……え?誰?
そして、中から出て来た人物を見て目を見張った。
…彼だったからだ。
「……あ、きら、さん?」
その彼は真っ直ぐに私の家の中へと向かって行く。
直ぐになるインターホン。
それから、ドタドタと階段を上がる音がして、それは私の部屋の前で止まった。
カーテンを握り締めながら、私は扉を見つめる。
ドンドンっと扉を急に叩かれて、肩がびくっと揺れた。
変な緊張が私に走る。