その光を、追いかけて。
*
ひらひらと鮮やかな葉が舞うのを、窓から見た。
風で上へ上へと揺らめいていて。
まるで、……天に昇っているみたいだ。
はっと短く息を吐いた。
ついさっき、仁葉への手紙の返事を書こうとした。
だけど。
────手が震えて、できなかった。
仁葉とのつながり。
大切なもの。
伝えたい言葉は確かにあるのに、僕が自分の手でつづることはできなくなっていたんだ。
そのことに思わず泣きそうになって、思い出す。
『僕はもう、仁葉の涙を拭ってあげられないから。だから、泣かないで』
仁葉に告げた、僕の言葉。