その光を、追いかけて。
仁葉にとっての優しいお兄さんでありたかった。
仁葉が大好きだと言ってくれる〝光ちゃん〟でありたかった。
でも、僕はできなかったんだ。
君のための約束のはずだったのにね。
ごめんね。
本当はあれは、ただの────独占欲だったんだよ。
だって、もし付き合うことになってしまったら。
仁葉は恋人を亡くすことになるのに。
僕が死なない可能性はないのに。
なのに言ってしまった。
いつか、と泣きそうになってしまった。
『笑っていてね』
いつからか、その純粋な願いだけじゃいられなくなった。
本当に、────ごめんね、仁葉。